そこにOPという四角い石鹸箱のようなヨッ

トを20隻、ミニホッパーという三角に先が

尖ったヨットを一隻用意することができた。

「本当は、もう一隻分、ミニホッパーを用意

したかったんだよな」

片桐一郎は、ミニホッパーの白い船体が一隻

しか艇庫に置かれていないのを眺めながら皆

と話していた。

「一隻では、競争できませんものね」

「そうなんだよ」